１．エビデンスに基づく診断だけでなく、患者さんそれぞれが持つ問題点を把握して治療方法を考える医療。

２．治療を一連のストーリーとして捉え、それぞれのシーンでやるべきことを取捨選択していく医療手法。

３．患者さんが持っている様々な事情は千差万別である。よって、単一のストーリーを定義して、そこに定型的に当てはめていくことで、治療そのものの効果を高める手法。

４．スティーブ・ジョブズが提唱した手法。視えていないところにこそ本質が隠れている場合が多いという経験則から、治療の視点をいったんそれまでの経緯から外して再検討する段階を設けることで、難しい疾病に向かう姿勢のこと。

５．患者さんとのコミュニケーションは非常に重要だが、医師は治療そのものに専念した方が結果がよいことから、これに関わる部分はインフォームドコンセントのみに限定し、他のスタッフがこれまでのコミュニケーションを引き受ける治療態勢のこと。