来る2008年3月22日(土)六本木ヒルズにおきまして「危険学からみた医療安全プロジェクトシンポジウム」開催に向け事務局一同準備をすすめております。
運営に関しまして、皆様方からの寄附と協力なくしては実現不可能であり、誠に不躾なお願いとは存じますが、開催趣意書に則りましてご支援を賜りたく何卒宜しくお願い申し上げます。
拝啓 時下、皆様におかれましてはますます御繁栄、御多忙のことと拝察申し上げます。
平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
1999年の「患者取り違え事件」以来、毎日のように報道される医療事故に対して、病院、各種医学学会や厚生省の態度が曖昧であったため、医療不信が強まり、医療現場に、原因追及に犯人捜しに終始するだけの司法が入り込み、強制捜査や刑事罰が適用されるようになりました。
一方では、医療事故対策やリスクマネージメントの設置など、医療側も医師を中心として
対応するようになりましたが、医師の古い権利意識と閉鎖的なムラ社会構造から未だ脱却できずにいます。
そのような中で日々医療現場では、以前と全く変わらないもしくはそれ以下のマンパワーに対して、医師や看護師、薬剤師などへの雑務ばかりがふくらみ、医療ミスは減少するどころか増加している印象さえあります。
患者本位どころか、医師や看護師が患者に向きあう時間もない程、チェックリストや安全確認ばかりが増え、それらが業務を圧迫して、医療現場には閉塞感と焦燥感が蔓延しています。
医療従事者のモチベーションは低下し、厳しい診療科への不人気など人員の慢性的欠乏状態は悪化しています。
このような状況を打開するには、日本が世界に誇る品質・安全管理を確立した製造業などの異業種からの支援が必要と考えます。
今回、失敗学や創造学を通して、様々な事故やミスを「現地・現物・現人」という徹底した現場重視主義で検討してこられた畑村洋太郎先生の呼びかけにより、国や学会などと離れて、医療現場の問題点を、様々な業種の方々と共有することを考えました。
この講演会はそのキックオフとして、今後の医療界にとって重要なポイントになると自負しております。会の趣旨を是非ご理解いただき、開催に向けてご支援、ご協力頂ければ幸甚と存じます。
敬具